ソープ嬢のリスク~性感染症~
ソープランドという仕事は他の仕事と比較して、圧倒的に高い給料が得られる職業です。
女性が自分の身体を使ってお客に奉仕するので、給料の高さは当然のことだと思います。
それだけ高い給料が得られるソープランドですが、リスク(デメリット)があることも忘れてはいけません。
それは性感染病です。
しかも性感染病を発症してしまうと、日常生活に支障をきたしてしまう危険性もあります。
パートナーがいれば、性感染病をうつしてしまうことも考えられます。
ということでこの項では、ソープ嬢と性感染病対策について考えてみたいと思います。
ソープランド店を選ぶ重要性
〇定期的に性感染病検査を実施しているソープランド
ソープランドで働きたいと思っている女性にとって、もっとも重要なことの1つにお店選びがあります。
それは、性感染病対策をきちんとしているお店を選ぶことです。
例えば性感染病検査をしていないお店の場合、いつ何時性感染病をうつされたかどうかもわかりません。
しかし性感染病検査を定期的に実施しているお店であれば、仮にうつされたとしてもすぐ対処(治療)することができます。
性感染症はいろいろなプレイで感染する
〇本番行為だけが性感染病になるわけではない
どうしても私たちは「性感染症=本番行為(セックス)」というイメージがあると思いますが、実はその他のプレイでも性感染症になることがあります。
・フェラチオ→喉にクラミジアや淋病の危険性。
・素股 →クラミジアや淋病の危険性。
確かにソープ嬢になった場合、完璧に性感染病を防ぐことは難しいと思います。
しかし自分自身で性感染病対策をすることによって、極力性感染病を防ぐことは可能なのです。
・性感染病を発症している男性の特徴→亀頭にブツブツといった異物ができている。
・素股でもコンドームを使用すれば、性感染病のリスクは大幅に下げられる。
ソープ嬢自身がリスクを高める行為
では次に、ソープ嬢が性感染病のリスクを高めてしまう行動について触れてみたいと思います。
〇体調が優れない時に出勤する
体調が悪い時は、身体の免疫力が低下しています。
当然のことですが、免疫力が低下していれば性感染症のリスクを高めてしまうことになります。
なるべく体調が悪い時は、無理をせず休む必要があります。
〇予防を疎かにする
ソープ嬢はお客を接客する前に、必ず「イソジン・グリンス」といった性感染症予防を実施する必要があります。
仮に自身が働いているお店で性感染症予防対策がない場合、お店を変える必要があります。
〇性感染症の定期検査をさぼってしまう
性感染症の定期検査をきちんと実施しているお店は、ソープ嬢に月1回の検査を義務付けています。
※2ヶ月に1度、3ヶ月に1度でも問題はありません。
ソープ嬢の中には定期検査を疎かにしてしまい、それでも陰性が続いてしまうと、「性病なんて簡単になるもんじゃないんだ」と妙な安心感を抱く女性がいるのも事実です。
しかし、性感染病はいつうつされるか誰にもわからない病気なのです。
だから性感染病の定期検査は、必ず行くようにしてください。
5大性感染病~クラミジア
上記に明記した内容が、ソープランドで働く女性と性感染病の概要になります。
そして最後に、ソープ嬢(風俗嬢)が注意すべき5大性感染病と症状について触れておきます。
自分自身の身体のためにも、そしてパートナーやお客に汗腺させないためにも、しっかり確認して頂きたく思います。
〇クラミジア
クラミジアは日本でもっとも発症している性感染病で、厚生労働省の発表では現在約25,000人もの男女がクラミジアに感染しているといわれています。
そして、クラミジアは他の性感染病よりも感染しやすいといわれています。
実際に感染する確率はやく50%と非常に高く、感染した場合の潜伏期間は約1週間から1ヶ月です(個人差があります)。
ちなみに仮にクラミジアに感染したとしても人によっては症状がまったく現れないケースもあるため、数年間クラミジアを放置し続けてたという話があるほどです。
またソープ嬢は、フェラチオといったオーラルセックスからクラミジアが喉に感染するケースもあります。
もし喉の痛みが続くようであれば、病院で検査をすることをお薦めします。
5大性感染病~梅毒
〇梅毒
一時期、日本で梅毒はほとんど見かけなくなった性感染症です。
しかし厚生労働省の発表によると、「2010年→124例/2015年→574例」と5年間で5倍近くに増えていて、近年ではもっとも流行っている性感染病の1つといえます。
そんな梅毒の潜伏期間は2~3週間で、セックスで感染する確率が30%と非常に感染しやすい性感染病の1つといえます。
また梅毒の感染を防ぐには、コンドームを付けることが最大の予防になります。
ちなみに口に梅毒の病原菌がいると、キスでも感染してしまいます。
5大性感染病~性器ヘルペス
〇性器ヘルペス
厚生労働省によると、現在約8,000人の男女が性器ヘルペスに感染していると発表されています。
しかし性器ヘルペスか感染していたとしてもまったく症状に現れないこともあるため、もしかしたら感染者数は数万人にのぼるのではいかといわれています。
そんな性器ヘルペスの潜伏期間は2~14日で、その種類は1型ヘルペスと2型ヘルペスの2種類があります。
※ちなみに性器ヘルペスと呼ばれているのは、下半身に症状を発症する2型ヘルペスになります。
そして性器ヘルペスは非常に感染力が強いため、セックス以外の「お風呂の椅子やタオル/トイレの便座」などでも感染する可能性があります。
※衛生管理が悪いお店は、性器ヘルペスの感染リスクが高まる危険性があります。
5大性感染病~淋病
〇淋病
淋病に感染してしまうと男性は激痛を伴ったり、ニオイが強烈な膿を出すなど深刻な症状を発症します。
かたや淋病に感染した約80%の女性は症状にまったく気付かず、そのまま毎日を過ごしてしまうことがあるようです。
また淋病はオーラルセックスで喉に感染することもあるのですが、この場合でも女性は無症状の方が多い特徴があります。
そんな淋病の潜伏期間は2~14日で、梅毒と同じようにセックスで感染する確率が30%と非常に感染しやすい傾向にあります。
※ちなみに、淋病に感染するとクラミジアを併発している可能性が高いといわれています。
5大性感染病~カンジダ症
〇カンジダ症
厳密にいえば、カンジダ症は性感染病ではありません。
カンジダ症は、カンジダというカビの一種が性器周辺に繁殖してしまう症状をいいます。
そしてカンジダ症は女性の方が感染率が高く、一般女性の約20%が感染しているといわれています。
何故なら女性の性器周辺は、どうしても湿度が高くなってしまうからです。
※ちなみに通気性の良い下着を履くことによって、カンジダ症を改善したり再発防止をすることができます。
またカンジダ症の症状は、ストレスが溜まることによってカンジダが増殖し、強烈なニオイやかゆみを引き起こします。